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アレルギー性鼻炎・花粉症

アレルギー性鼻炎・結膜炎
について

アレルギー性鼻炎アレルギー性鼻炎は、原因となるアレルゲンが鼻粘膜に付くことで鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目や喉の痒みなどのアレルギー症状が現れます。アレルギー性鼻炎には、季節性と通年性があります。季節性に代表されるのは花粉症で、花粉の飛散時期になるとアレルギー症状に悩まされる人も多くいます。一方、通年性にはハウスダストやダニなどが原因で発症します。

アレルギー性鼻炎結膜炎
の診断

子どものアレルギー性鼻炎・花粉症

子どものアレルギーは、症状をしっかりと観察する必要があります。
目の痒みや鼻水、くしゃみなどの症状が分かりやすいため、気になる症状がある場合は一度医療機関を受診することが大切です。
症状の観察が最も大切ですが、血液検査を実施することで、アレルゲンの候補が見つかり、対処法や治療法などが明確になります。

アレルギー性鼻炎の治療

日常生活を支障なく過ごせるようになるのを目指します。主な治療方法は、以下の通りです。

①原因となるアレルゲンの除去及び回避

曝露するアレルゲン量を少なくします。

花粉の回避

  • 飛散のピーク時期の外出を控える。
  • 飛散の多い日は窓やドアは閉め切る。
  • 飛散時期は洗濯ものを外に干さない。
  • 外出時は、花粉症対策用メガネやマスクを装用する。
  • 外出時の衣類に気を付ける。毛やアクリル素材などを控える。
  • 帰宅後は、衣服や髪の毛に付着した花粉を払い落してから入室する。
  • 帰宅後のうがい、洗顔、鼻をかむなどで花粉を取り去る。
  • 室内をこまめに掃除して花粉を除去する。
  • スギ花粉飛散期には室内の乾燥を避ける(湿度40~50%が適切)。

ダニの除去

  • ダニはホコリの主成分です。
  • 床掃除の際は、掃除機をしっかりと時間をかけて行います。
  • 布団に掃除をかける(掃除機を空にして、一回の掃除でどれだけホコリが取れたかを見える化する)。
  • カーペットやソファの布張りの家具や畳の使用を控える。
  • 寝具はこまめに洗濯し、日差しの下に干した後はダニの死骸を掃除機で吸い取る。
  • 寝具にダニ防止カバーを使用する。
  • 部屋の室温を適正に保ち、多湿を避ける。
  • 室内及び寝具の清潔を保つ。

②アレルゲン免疫療法

舌下免疫療法少量ずつアレルゲンを体内に投与する治療法です。減感作療法とも呼ばれ、徐々にアレルゲンに慣れていくことで症状を緩和していきます。
約3~5年程の長期的な治療となります。一般的に舌下免疫療法を行います。スギ花粉症とダニアレルギーで、5歳以上の子どもでしたら保険適用で治療を受けることができます。

舌下免疫療法
の詳細はこちら

③薬物療法

抗ヒスタミン薬とロイコトリエン拮抗薬、局所へのステロイド薬などを用いて治療を行います。
鼻閉が起こっている場合は、鼻粘膜にステロイド薬を噴霧します。
花粉症の方は、花粉の飛散ピークを迎える前の時期に治療を開始することをお勧めしております。

よくある質問

アレルギー性鼻炎結膜炎は完治できますか?

アレルゲンを排除した生活環境や、食事などを始めとする生活習慣の改善、さらに継続的に治療を行うことで症状を緩和できます。また、舌下免疫療法を行うことで、症状軽減及び根治が期待できます。

主な治療方法を教えてください。

主に、抗ヒスタミン内服薬やステロイド点鼻薬、鼻水の吸引などを行っております。生理食塩水での鼻うがいも有効です。また、スギ花粉症とダニアレルギーの方には、舌下免疫療法が有効です。

アレルギー性鼻炎結膜炎はどのような病気ですか?

鼻粘膜や眼球結膜にアレルゲンとなる物質が付着することで、アレルギー反応を起こして様々な症状が現れます。鼻水やくしゃみなどで外に排出し、鼻づまりではアレルゲンが入りにくくするような反応が起こります。酷くなると、頭痛や倦怠感、集中力低下、不眠、居眠り、喉の痛みや渇き、鼻づまりによる口呼吸など日常生活に支障を及ぼす症状が現れます。

薬物療法の他に有効な治療方法はありますか?

手術治療を検討する場合があります。鼻粘膜をレーザーによって焼灼したり、鼻中隔をまっすぐに修正したり、鼻粘膜を切除することで鼻づまりを解消に導く方法があります。このような処置が必要な場合、耳鼻科へ紹介致します。

アレルギー性鼻炎を予防するにはどうすれば良いですか?

最も有効なのは、アレルゲンを最大限排除することです。室内を清潔に保ち、ダニや花粉を除去します。特に、花粉症が酷い場合は、花粉の飛散時期の過ごし方には注意が必要です。普段から、生活習慣を見直して体調管理をしておくことも大切です。