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RSウイルスワクチン:妊娠28週以降

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 RSウィルス感染はインフルエンザなどの5種感染症に指定されている重要な病気です。生後1歳までに半数、2歳までにほぼ全員が初感染しますが、特に生後6か月未満では重症化しやすく、肺炎、無呼吸、急性脳症なども引き起こします。日本では毎年3万人が入院となっています。基礎疾患のない正期産のこどもも多く、しかも近年は流行期が定まらない上に、対症療法が基本で有効な治療法はありません。その後の気管支喘息とも関係性も指摘されています。2024年になり、生まれてくる子供のRSウィルス感染症重症化を予防する、妊婦さんに対してのワクチンが製造販売承認されました。RSウィルスに対する抗体がお母さんの体で作られ、胎盤を介して赤ちゃんへ移行します。妊娠24週から接種できますが、妊娠28週以降が効果的です。赤ちゃんの中では生後6か月までの有効性が検証されています。ワクチンによる副作用は注射部位の疼痛のみで、疲労感・頭痛などの全身症状はプラセボと有意差がないとのことで、安心してお受けください。